2017年12月

いわゆるこういう職種の目標

SHIROBAKO Advent Calendar 2017の18日目になります

毎年おもしろいなぁと見ていた SHIROBAKO Advent Calendar の枠が空いていたのでやってしまえと勢いで登録してみました。はじめてのAdventCalendarの投稿になりますがよろしくお願いします。
ちなみに今年見直して好きになった話数は8話です。

はじめに

放送当時の自分は高専の専攻科2年(大体大学4年のようなもの)で、現在は社会人3年目になりました。TOHOシネマズ六本木でやっていた後半12話一挙上映で泣いていた頃が懐かしいです。

振り返ってみると、就職してAndroidアプリ開発を1から学んで、ガリガリ開発したり教える側になったり、人が増えたり減ったり、案件を引き継いだり引き継いでもらったり、マネージメントのようなことを試みたりと色々なことがあったなぁとしみじみします。
今になって思うとSHIROBAKOで似たような場面を思い出すことのできる落とし穴をいくつか踏み抜いてきました…

2年と半年後

さて、ちょっとしたネタバレになりますがSHIROBAKO1話序盤に 2年と半年後 という字幕が出てきます。

2年と半年後

この2年半でみゃーもりは短大を経由して制作1年目、絵麻さんは原画に昇格して1年くらい、ずかちゃんはアルバイトしつつオーディションに挑戦、みーちゃんは専大を経由して3DCG、りーちゃんは大学生になりました。

見直してこの字幕をみたときハッとしたのですがSHIROBAKOのAdventCalendarも3年目ということで、もう放送開始から3年経ちました。
2014年の今頃は10話が終わって えくそだすっ! の13話やばいぞやばいぞと盛り上がっていくところですね。

いわゆるこういう職種

3年という月日の流れに衝撃を受けつつも、やはりSHIROBAKOはアニメーション制作に限らず、ざっくり”クリエイティブ職”のような業界に身を置く人は共感できる作品だと思います。

個人的にはこのような職種全般に対して、みんなでいいものをつくっていこう!的な雰囲気を持って仕事のような趣味のような領域にチャレンジしていくぞ!というゆるふわなイメージを持っていました。今もなんとか持ち続けています。

学生のころからプログラミングで遊んでいたのもあり、このような職種に含まれるであろうエンジニアになり、いろいろやってきました。
自分のたった3年という月日でさえ、さまざまな知識と経験を得ることができましたし、逆に失敗した、消耗したことも何度かありました。

絵麻さん

そんな時期を過ごしてからSHIROBAKOを見直して、学生の頃には気づかなかったけど深く刺さる場面がありました。それは #08 責めてるんじゃないからね にて、原画に詰まっている絵麻さんをみたベテラン杉江さんとのやりとりにある

好きなことをして食べていけるのは幸せなことだ。
だけどそのうち書くだけじゃ物足りなくなってくる。
なにか新しい目標が必要になってくるんだ。

でした。
今になって思うと、就活はじめてから1年目くらいまでは自分の好きなことを仕事にすることを主にモチベーションとして頑張っていました。ですが慣れてくるとそれだけだとガス欠になることもあり、無気力に作業していたり、イケてない仕様や他部署にグチグチしてしまったりすることがありました…
最近は少しずつ持ち直してこれたかなと思っていて、それまで疎かにしてしまっていたサービスとしての改善やOSプラットフォームごとの適切な形、そもそもの品質など具体的ではないけれど指標程度の目標を持つようになりました。

そもそも最初からやりましょうということではありますが、それは、はい。

シーンやセリフとして見たことはあっても、自分で体験しないと認識できないことにもどかしさを感じつつ、今気づくことができてよかったとも思います。これからも頑張っていくぞ!

おわりに

自分の環境が変わると、新しく気づくことをみつけることができてよかったです。ありがとうSHIROBAKO。
実を言うと13話以降を見直すことが怖くてまだできていません。

最近のお気持ち

  • みゃーもりにモーニングコールされたい
  • 矢野さんみたいな先輩が欲しかったけれど、最近は(性別はさておき)矢野さんみたいな先輩になりたい
  • 何もないかもしれない工事中に少しドキドキ http://shirobako-anime.com

記事を書くってむずかしいですよね。
それでは、明日に向かってえくそだす!

矢野さん

送金サービスで飲み会の集金

日本銀行の発行する紙幣と貨幣のよさ、つらさ

日本に住まれている方のほとんどは日本国の中央銀行である日本銀行の発行する紙幣もしくは貨幣を使って生活されてるかと思われます。
紙幣も硬貨も偽装対策がされておりある程度安心して使うことのできるよい通貨です。

ですが通貨として流通するからには1円硬貨から1万円札までの規模の単位によって物理的に受け渡しするモノの種類を分ける必要が出てきます。
それによって1万円を支払うために1円硬貨を1万枚持つようなことは解決されていますが、
店頭での支払いや券売機にて単価を支払う際には、個人が持っている規模の紙幣/貨幣の組み合わせをサポートする必要があり、必要な単価を上回る場合は差分を適切な貨幣をもってやりとりする必要があります。
(500円硬貨が得られることを期待して支払ったのに全部100円硬貨で返ってきたときのフラストレーション&財布の重みはとてもつらい)

店頭や券売機ですら大変なのに、割り勘などの個人間でのやりとりになると煩雑を極めます。

「100円単位で割り勘してスムーズに支払いができるのだろうか?」
「千円札足りない」
「一万円札しか持ってなーい」
「おっ先にこっち払えば千円札用意できるんじゃない?」

のようなやり取りが日本全国で行われてるかと思うと残念でなりません。

約束された問題解決、個人間送金

この問題を解決する方法として個人間送金サービスがあります。
個人として持っている資産の単位は別に日本円である必要はなく、最近では仮想通貨などがあるかと思います。同じような文脈として円ではなくサービス内で保証された資産があれば、物理的な円ではなくサービス上で資産を受け渡しすることができます。

個人間送金サービスへの信頼が前提とはなりますが、これがとても心地よく資産のやりとりをすることができました。
今回はKyashPaymoどちらにするか悩みましたが、個人間送金サービスをあまり使ったことがなく、資産としての有効期限のないKyashを採用して飲み会の集金をおこないました。
(アプリ作ってる中の人を知っていたので個人的にはPaymo使ってみたかった…)

このようなサービスによって飲み会での精算は幹事がまとめて支払い、それぞれの金額をサービスを介して個人に請求する。という流れにすることができました。
先程の「100円単位で割り勘してスムーズに支払いができるのか」「千円札が足りない」「一万円札しか持ってなーい」「先にこっち払えば千円札用意できるんじゃない?」みたいなやり取りを無くすことができました。最高っぽい!

これからはこのようなサービスが広まると幸せになれそうだなぁと思いました。